ADDとADHDについて考える
「ADD ADHD」…子供を持つ方なら、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。それとも「かたづけられない・・・」のフレーズでしょうか・・。
いづれも、ADD ADHD。注意欠陥障害・注意欠陥・多動性障害(ちゅういけっかんしょうがい・ちゅういけっかんたどうせいしょうがい)のことです。
「落ち着きがない」「じっとしていられない」「注意力が不足している」など、一見して子供なら「あたりまえ」のような行動のなかに、発達障害や行動傷害が隠れていることがあります。
これらは、「親の育て方」「しつけ」が問われてしまうケースも多く、それが原因の虐待や、親のうつ病に繋がってしまうなどの報告もあります・・。
また、このADHDについては、10歳ごろから多動が軽減していき、自然に軽快すると多く考えられてきました。
そのため、大人になると治るものだという説明しか受けられず、適切な治療を受ける機会を逃してしまうことも多くありました。
最近では子供のころ、ADHDだった6割強に、成人期に至っても症状が残っているという報告もあるそうです。
「かたづけが、苦手」「遅刻が多い」「なくしものが多い」「落ち着きがない」「かんしゃくもち」など、一見すると単なる”困った人”扱いをされてしまいがちな特徴を持っているのも、見落とされやすく、孤立しがちな要因の1つと言えるのではないでしょうか。
ADHDの子供の親がADHDである確率も低くはありません。
これは、育て方・育ち方が影響しているわけでは決して無く、遺伝的要因・脳の機能障害が主な原因と言われています。
誤った知識や偏見で、理不尽な状況を強いられてしまうようなことが少しでも減っていきますよう、ADD ADHDについて、多くの方に正しく知って頂くことで、適切な治療を受ける機会の増加に繋がれば・・・と思っています。
発達障害
ADHDは「発達障害」の1つです。
発達障害とは、先天的な様々な要因によって主に乳児期から幼児期にかけてその特性が現れ始める発達遅延をいいます。
ここでのポイントは、「先天的な要因」ということです。
「育ち方」や「親のしつけ」には起因しないということです。
原因としてははっきりしてはいないのですが、遺伝的要因・脳の形成学的異常・脳内の機能異常など、様々な要因が複雑に絡み合っていると言われています。
主な発達障害
- 精神遅滞・境界領域知能(Mental Retardation:MR、Borderline Mentality)
- 広汎性発達障害(Pervasive Developmental Disorder:PDD)
- 注意欠陥多動性障害(Attention Deficit/Hyperactivity Disorder:ADHD)
- 学習障害(Learning Disability:LD)
- 発達性協調運動障害(Developmental Coordination Disorder:DCD)
以上のようになっています。