読字障害
文字の読み書き学習に著しい困難を抱える障害。英語で、ディスレクシア Dyslexia ともいう。
人類が文字を使い始めたのは5千年ほど前からといわれていますが、脳の中枢領域に文字の読み書きを行う領域はもともと存在しておらず、他の代替機能を使って読み書きを行っているそうなのです。
関連トピック
この代替機能の領域が、通常の人と異なるため、スムーズな文字の読み書きが行えないと考えられているそうです。
症状としては…
- よく似た文字の区別ができない。
- 字を飛ばして読む
- 内容が理解できない。
- 短い単語が読めない。
- 単語の中の文字を取り違えたり、反対から読む。
- 読むのが遅い。
などがあげられます。
書字障害(ディスグラフィア)といった、聞き写しができなかったり、書字や視写ができないなどの症状も併せ持つケースもあります。
言語によっても現れ方が異なる傾向があるようで、イタリア語では、英語やフランス語などより、顕在化しにくい可能性があるそうです。文字がほぼ発音通りに綴られる言語と綴りと発音の間に複雑な関係がある言語での違いも示唆されているようです。
識字プロセスには、「音韻的処理」や「正字法的処理」まで、様々な段階があるといわれ、これはその言語ごとにも特徴があり、様々な段階での症例も報告されていることから日本ではあまり研究が進んでいない傾向があるようです。
現在では、視覚・聴覚能力の訓練や体性感覚と関連付けた学習、神経生理学的研究によって、障害を克服できた例が増えてきているそうです。
ハリウッドの有名俳優の中にも、この読字障害であった人もいるが、様々な工夫と努力で改善の方向に向かう人もいます。
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