LD(学習障害)

LD(Learning disabilities=学習障害)という概念は、1963 Samuel Kirk により提唱された教育用語です。
知的な発達に遅れはなく、本人が怠けているのでもなく、生育環境や教育環境に問題がないにもかかわらず、その知的能力から期待される文字の読み書きや計算などの習得に困難な状態を言います。
日本では1999年、旧文部省が学習障害を定義した内容は

  • 基本的には全般的な知的発達に遅れはないものの、聞く・話す・読む・書く・計算する又は推論する能力のうち特定のものの習得と使用に著しい困難を示す様々な状態を指すものである。
  • 学習障害はその原因として、中枢神経に何らかの機能障害があると推定されるが、視覚障害、聴覚障害、知的障害、情緒障害などの障害や、環境的な要因が直接の原因となるものではない。

となっています。

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知的障害には該当しないものの、1つないし2つ以上の特定の分野において困難を持っているということです。この定義内でいう主症状としては
(1) 言語能力の困難
(2) 読字・書字の困難
(3) 算数・計算の困難
(4) 推論の困難

があげられますが、他に
(1) 社会性の困難
(2) 運動の困難
(3) 注意集中・多動による困難
を併せ持つケースもあるとの報告があります。

LDは中枢神経に何らかの機能障害があると推定されています。
ですが、現代の医学ではまだはっきりとした解明に至っていないのが現状のようです。

LDの子は全体的な能力で劣っているのではないので高校、大学への進学もケースにより可能なことなので、こうした子供達の人権を擁護する団体も存在しています。

2000年 日本LD学会は、学会認定資格として、LD教育士という資格を設け、2005年には、「特別支援教育士(LD・ADHD 等)」と名称を変更しています。これは、資格認定協会として独立した際に行われた名称変更であり、LDだけでなく、ADHDにも対応できるようになったといわれています。

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