そのほかの広汎性発達障害
レット障害
1966年、ウイーンの小児神経科の医師 Andreas Rett(アンドレアス・レット)博士によって一つの症例が発表され、彼の名を取って「レット症候群」と名付けられた、女子に発症するまれな脳障害。主にX染色体上に存在するMeCP2遺伝子の突然変異によっておこり、生後六ヶ月から一年六ヶ月の頃に発症。周産期や出産前後は一見正常であり、一般的には0歳代後半の「てんかん発作」がきっかけになり、発達停止と退行を示すようになるとされています。児童期には体幹失調・脊椎変形・舞踏病様運動・てんかん発作が現れ、進行性。運動機能が崩壊していきます。
頭囲成長が徐々に減速、最終的には小頭症になることも報告があります。
手先の運動を行うのが難しくなり、手を道具として用いることができなくなり、その後手で絞ったり手を洗うのに似た常同的な手の動きをひたすら行うようになるのも特徴の1つとしてあげられています。そのほか、指をなめる、噛む、手を打つ、叩くといった情動的な手の動きもみられます。
発症率は、発症率は、女児10,000人から20,000人に1人といわれていて、なぜこのような症状が出るのか、詳しいことは分かっていません。
関連トピック
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小児期崩壊性障害
1908年にオーストリアの治療教育学者のT.Hellerが、3〜4歳の時期に著しい退行を示した6例の子どもを幼年痴呆として報告したのが最初といわれています。
その後、ヘラー氏病、ヘラー症候群、または崩壊精神病などさまざまな名称で呼ばれてきました。
生後2年間までは正常に成長、発達するものの、成長に伴って獲得した言語・対人行動・運動機能・排便機能などが、ある時期を境に退行していく疾患。併せて対人関係への無関心、同一動作の繰り返しなど自閉症の症状を示す特徴があります。
2歳くらいまでは正常な発達があり、10歳までにさまざまな機能障害が生じるケースが多く報告されています。
精神発達の退行症状は半年以内に止まることが多く、自閉的な状態はそのまま続くことが多いといわれています。有病率は約0.01%であり、男の子に多い病気と言われています。
治療が行われるときは、子供の精神発達の退行がストップした後の自閉状態のときが多いそうで、自閉状態がはっきりと見られる子供に対しては自閉症と共通した治療法が用いられることが多いそうです。
特定不能の発達障害
一般的に、PDD-NOS(英語:Pervasive Developmental Disorder - Not Otherwise Specified )の略称で呼ばれる。
DSM-IV-TRによると、「対人相互反応に重症で広汎な障害があり、言語的または非言語的コミュニケーション障害や常同的で制限された興味や行動、活動を伴っているが、他の特定の広汎性発達障害や統合失調症、統合失調症型人格障害、回避性人格障害の基準を満たさない場合に用いられるべきもの」であるそうです。
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