広汎性発達障害

広汎性発達障害(PDD)とは、社会性の獲得やコミュニケーション能力の獲得といった、人間の基本的な機能の発達遅滞が特徴です。対人関係が苦手、社会への適応が出来ない、人とのコミュニケ−ションがとれないなどの特徴があります。
想像力の障害が根底にあって、強いこだわりのために、興味・活動が限られてしまい、反復的な行動(常同行動)がみられることがあります

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広汎性発達障害には、知能指数が低い場合と高い場合がみられるそうです。知能指数が低い場合は比較的に発見が容易であったことから、認知は古くからされてきた。知能指数の高い場合のケースは1980年以降からが多くなったともいわれています。
現在の臨床医学において「広汎性発達障害」は、世界保健機関が定めたICD-10(疾病及び関連保健問題の国際統計分類 第10版)、アメリカ精神医学会が刊行したDSM-IV-TR(精神疾患の分類と診断の手引 第4版新訂版)などにおける分類上の概念として取り扱われています。
知能指数が知的障害の領域にない広汎性発達障害は、高機能広汎性発達障害と呼ばれることもあります。

  • 自閉症(カナータイプ)
  • 高機能自閉症
  • アスペルガー症候群
  • 特定不能の広汎性発達障害(PDDNOS)
  • 小児崩壊性障害

以上が、サブカテゴリーとされています。
ですが、年齢、知的レベル、育った環境などの様々な要因によって、多種多様な症状が表れるため、症状を分析して適切な診断を下すのは専門家でも大変難しいものとなっているそうです。

広汎性発達障害に対して根本的に治療することは難しいとされていますが、教育(療育)によって問題となる行動を軽減させることができたり、必要な社会的スキルを見に着けていくことによって、社会に適応できるようになっていく方向性が主流のようです。

1つの例としては、E,ショプラーの開発したTEACCHというプログラムがあります。
Treatment and Education of Autistic and related Communication handicapped Children の頭文字をとった略語で、「自閉症および関連領域のコミュニケーションに障害をもつ子供たちの治療と教育」という意味です。
アメリカのノースカロライナ州で、ショプラー教授らによって研究・開発され、1972年に全州規模で実施されることになり、同州の自閉症児・者に対する療育・支援の公式プログラムに指定されました。
「人権」を尊重する理念を大切にしているといわれ、特に、自閉症の障害については成果を上げているといわれています。

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